
LSGAマインドフルネスセンターへようこそ
LSGAマインドフルネスセンターでは、こころの健康をサポートし、ウェルビーイングを維持向上させることが複数の研究で明らかになっているマインドフルネスの実践や知識を体系的かつ体験的に学べるコースを提供しています。提供コースは、オックスフォード大学マインドフルネスセンターが開発し、オックスフォード・マインドフルネス財団が提供しているものと同じコースです。
現代社会において私たちは日々の忙しさやストレスにさらされています。また、生きていれば困難は大なり小なりあります。そうした日常の中でこころが疲れたりバランスを崩したりするのは誰にでもあることです。日常に役立つ「使える」マインドフルネスの実践方法とスキルを身に付けることで、こころを整え、ストレスや困難に上手く対応することや、研究に裏付けられたこころのセルフケアが可能になります。
LSGAが表す4つの理念
Love (愛) :
自分自身、他者、仕事に愛をもって接する
Sincerity (誠意) :
何事も嘘偽りなく誠実に真心を込めて対応する
Gratitude (感謝) :
ありがたさを認識し、感謝を忘れない
Acceptance (受容) :
人、物事、出来事の多様性を受け入れる
マインドフルネスって何?
マインドフルネスという言葉を見たり聞いたりして興味はあるけれど、何なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。また、マインドフルネス=瞑想と思っている方も多いかもしれません。様々な定義があるかもしれませんが、当センターで使っているマインドフルネスの定義は以下となります:
マインドフルネスとは
今この瞬間の現実のあるがままの姿に
好奇心と優しさを持って
意図的に注意を向けている状態
-Williams, Teasdale, Segal, and Kabat-Zinn (2007)

詳細に、かつ体験的に気づいている・分かっている状態
何の評価も判断もせず、ただシンプルに今のこの瞬間をありのままに体験している状態がマインドフルネスです。自分が今、ここに存在し、自分の外側そして内側で今起こっていることに意図的に注意を向けることで、それらに「気づいている状態」になります。「わざわざ注意を向けなくても気づいているし分かっている」と思うかもしれません。ここで言う「気づいている状態」は、自分が実際に何を体験しているのか漠然とではなく詳細に、かつ体験的に気づいている・分かっている状態です。例えば・・
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呼吸
普段私たちは無意識に呼吸をしています。意図的に呼吸という体験に意識を向けることで、息を吸ったり吐いたりする時に体にはどんな変化があり、それはどんな感覚なのか細かいところまで体験的に気づくことができるでしょう。
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美味しさ
美味しいものを食べている時、それに気づいていないという人はおそらくいないと思います。ただ大多数の人は、その料理を箸に取り、口に運ぶまでの間に体の中で何が起こっているのか、香りはどの様に変化してしていくのか、口はどの様にその料理を受け取るのか、口に入れた瞬間、口の中にどの様な体験が広がるのか、体の他の部分では何を感じているのか、思考や感情、衝動は生まれているのかなどには気づいていないのです。
大まかに美味しい、幸せという感覚に気づいてれば、それだけで十分かもしれませんが、その体験をより鮮明で豊かにしてくれるものがマインドフルネスです。8週間のコースで体験するマインドフル・イーティングでは、参加者さんは普段食べ慣れているものがどれほど美味しかったのかに感動され、どれだけのものを体験し損なっていたのかに驚かれます。一瞬一瞬の体験が私たちの人生を形作っていきます。食べることだけではなく日常生活における他のことでも、これまで気づかずに失っていた体験を取り戻せたら、より豊かな人生が形作られていくことでしょう。
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自分自身
マインドフルネスは今まで気づかなかったこと、見えていなかったことにも気づかせてくれます。自分の思考や行動にマインドフルになる(何の評価や判断もせずに意図的に注意を向けている)と、自分の思考グセや怒りポイント、無意識の口癖、ストレスに対する反応の傾向、身についている判断基準など様々なことに気づき、自分や自分の体験を理解することに役立ちます。視野を広げ、新しい視点を与えてくれるのです。
マインドフルネスは、誰もが生まれながらに持っている能力で、難しいことではなく運動や楽器を習うのと同じように、練習を積み重ねていけば自然と身に付いていきます。
マインドフルネスを学ぶメリットは何?
私たちの日常には、ストレスの元となる様々なストレッサーが存在します:職場や家庭などでの人間関係、多忙さ、病気、災害、環境の変化 (結婚、転居、就職、退職など) 、大切な人との死別や離別、異常気象、SNSなど、挙げたらキリがないほどです。そして困難は人生の一部であり、生きている以上避けて通ることはできません。困難な状況やストレッサーに上手く対応できなかった場合、不適応を起こして心身に様々な影響が現れます。こころの不調は誰にでも起こり得ることで、ほとんどの人がこころの疲れや不調を感じたことがあるのではないでしょうか。
マインドフルネスに関して、こうした日常の中で役立つ以下のことが複数の研究で明らかになっています:
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こころの健康をサポートする
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ウェルビーイングを向上させる
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精神的な回復力や抵抗力であるレジリエンスを向上させる
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感情的なバランス、寛容さ、明晰さ、安定をもたらす
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様々な場面で上手く対応することを可能にする
私たちにとっての健康とは身体の健康だけでなく、こころの健康も含まれていることが認識されるようになってきました。
このことは、令和6年版厚生労働白書のテーマとして「こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に」が取り上げられていることからも伺えます。1948年に発効された世界保健機関 (WHO) 憲章による「健康」の定義は “Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.” となっています。日本WHO協会では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と訳しています。
身体的な健康に関するセルフケアやメンテナンス方法の知識を持ち、ちょっとした不調を感じた時や予防のために実践されている方も多いのではないでしょうか。こころの健康に関するセルフケア方法も同様に身に付けておくと、自分だけでなく周りの方の健康のためにも役立つはずです。マインドフルネスを学び実践することでこころが整い、こころの健康のためのセルフケアが可能になり、そしてこころのセルフケアはこころの病を予防することにつながります。
こころの健康に役立つマインドフルネスですが、それを可能にするのが日々のマインドフルネス実践です。実践を続けることで、結果的に感情的なバランス、寛容さ、明晰さ、安定感などが培われていきます。私たちが直面する一つひとつの問題や困難さを、マインドフルネスで解決することはできません。マインドフルネスは、一つひとつの問題に(それがどのようなものであっても)上手く対応することを可能にしてくれます。その対応は寛容さ、明晰さ、安定といったこころの状態にある時に、何にも邪魔されずに私たちの中から出てくるものです。この「上手く対応する」力は、マインドフルネスから得られる一生ものの収穫と言ってもいいでしょう。

提供されているコースの特 徴は?

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古代からの叡智であるマインドフルネスと現代の心理科学である認知療法が組み合わされている
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8週間の「人生のためのマインドフルネス(人生のためのマインドフルネス認知療法)」は:
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多数の研究により抗うつ剤と同等の効果が認められ、英国国立医療技術評価機構などの機関から再発性うつの治療法として推奨されている8週間のプログラム「Mindfulness-Based Cognitive Therapy (MBCT、和名:マインドフルネス認知療法)」の一般向けプログラム
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オックスフォード大学マインドフルネスセンター (OMC) がMBCTを基に開発
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8週間プログラムのエッセンスを絞り出して開発されたのが、入門編である3週間の「はじめてのマインドフルネス」
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これらのコースは、オックスフォード大学と連携するオックスフォード・マインドフルネス財団 (OMF) が提供しているコースと同じもので、日本語で提供できる認定講師がまだ少ない貴重なコース
当センターで提供しているコースで学べるのは、数々の研究に裏付けられた人生をより豊かに生きていくのをサポートしてくれる信頼できる、一度身に付ければ一生使えるマインドフルネスの知識とスキルです。※当センターでは治療を目的とするコースは提供していません。
講師は、OMCの講師養成研修を修了し、規定の審査を受けた認定講師です。また、スキルの維持向上や講師としての成長のために定期的にOMFのティーチング&トレーニング共同ディレクターよりスーパーバイズを受けています。
提供コース/プログラム





